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しこりと腫瘍の基本
愛犬の皮膚に「こぶ」や「しこり」っぽいものができたら、まずは「これは大丈夫かな?」と不安になりますよね。実は、犬の皮膚にできる腫瘍は良性と悪性に大きく分かれます。良性は成長が遅く、手術で簡単に取り除けることが多いですが、悪性は周りの組織へ広がったり、他の臓器に転移したりするリスクがあります。早めに見分けることが、うちの子の健康を守る第一歩です。
よくある良性腫瘍
- 脂肪腫(リポーマ)…柔らかくて動きやすい、ゆっくり大きくなる
- 乳頭腫(ポリープ)…ウイルスが原因で若い犬にできやすい
- 血管腫…赤紫色で触ると柔らかく、日光や外傷と関係あり
- 線維腫…硬いが増殖は遅く、特に問題になることは少ない
- 皮膚嚢胞…液がたまった袋状で、時々破れると炎症が起きる
注意したい悪性腫瘍
- 肥満細胞腫…進行が早く、ボクサーやゴールデンなどで多い
- 扁平上皮癌…白い斑点が広がりやすく、転移しやすい
- 悪性黒色腑…色素が濃い部分にでき、急速に拡大
- 線維肉腫…再発しやすく、手術後も経過観察が必要
- 粘液性腺癌…稀だけど、早期手術が成功率を上げる
セルフチェックのポイント
しこりを見つけたら、以下の項目をチェックしてみてください。メモや写真を撮っておくと、獣医師さんへの説明がスムーズです。
- サイズ:1cm(豆大)から5cm(ゴルフボール大)以上まで。1か月で1mm以上増えていたら要注意
- 形状:丸いか不規則か、境界がはっきりしているか
- 硬さ:柔らかいか、硬くて動かないか
- 色:赤み、出血、黒色が混ざっていないか
- 成長速度:数日で急に大きくなったか、数か月かけてゆっくりか
受診の目安と費用
次のケースは、すぐに動物病院へ行くサインです。心配ですよね。
- 1か月でサイズが2倍以上に拡大した
- 硬くて動かない、または痛がる様子がある
- 色が変わり、出血や潰瘍が見られる
- 体の中心部(胸・腹部)にできた
- 同じ部位に繰り返ししこりができる
診察料は初診で3,500円~5,000円、細胞診(抜き取り検査)は1回6,000円前後、組織検査(生検)は7,000円~12,000円が目安です。手術が必要な場合、局所麻酔で20分程度なら約30,000円、全身麻酔で1時間程度の手術は80,000円~150,000円が一般的です。保険に入っていると自己負担が30%程度に抑えられることもあります。
治療と日常ケア
良性でも大きくなると切除が必要になることがあります。悪性の場合は手術+化学療法や放射線療法が選択肢に入ります。治療期間は手術だけなら1〜2週間の入院、化学療法は6か月から1年のコースが多いです。
日常でできる予防・ケアは次の通りです。
- 定期的な健康チェック(年2回以上)で早期発見
- 肥満防止とバランスの良い食事で免疫力を維持
- 首輪や服の摩擦を減らすため、定期的に位置を変える
- 日光に長時間当てすぎないように、日陰を確保する
- 皮膚のかゆみや炎症が出たらすぐに獣医師に相談
よくある質問
Q1. しこりが小さくても放置して大丈夫ですか?
A. 小さくても成長速度や硬さに変化があれば、早めに受診するのがベストです。特に1か月で1mm以上大きくなる場合は、悪性化のサインかもしれません。
Q2. 手術費用が高くて心配です。保険でカバーできますか?
A. 多くのペット保険は腫瘍関連の治療費をカバーしますが、保険の条件や加入時期により差があります。加入前に「腫瘍治療特約」や「手術保険金」の有無を確認すると安心です。
愛犬の皮膚にできるしこり・腫瘍は、早めの発見と適切な対処が何よりの守りになります。しっかりチェックして、必要なときはすぐに病院へ相談してくださいね。一緒に守っていきましょう。
3匹の猫(キジトラ・ミケ・サバトラ)を17年間飼育。ペット保険を2社で実際に加入・比較した経験から、愛猫の医療費と保険の選び方を発信。動物病院の選び方・費用相場に精通。

