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HCMってどんな病気?
肥大型心筋症(HCM)は、猫の心臓の筋肉が厚くなり、ポンプ機能が低下してしまう病気です。特に中年から高齢の猫に多く見られ、遺伝的な要因が強いとされています。うちの子が突然息切れしたら不安になりますよね。早めに病気の仕組みを知っておくと、適切なケアがしやすくなります。
見逃しがちなサイン
猫は体調不良を隠す習性があるので、ちょっとした変化にも注意が必要です。「うちの子が以前と違う」サインを見逃さないでくださいね。
- 運動を嫌がり、階段を登らなくなる
- 安静時でも呼吸が浅くなる、口を開けて息をする
- 食欲が減り、体重がゆっくり減少する
- 以前は元気だったのに、だんだん活動が減る
- 後肢が突然動かなくなる(血栓が原因の場合)
診断の流れと費用
病気が疑われたら、まずは獣医師に相談しましょう。一般的な検査と目安費用は以下の通りです。
- 聴診(心雑音チェック)・・・1,000〜2,000円
- 心電図(不整脈の有無)・・・3,000〜5,000円
- 心エコー(心筋の厚さ測定)・・・8,000〜15,000円
- レントゲン(心臓サイズ・肺の状態)・・・3,000〜6,000円
- 血液検査(BNPや腎機能)・・・5,000〜10,000円
上記はすべて税抜き価格の目安です。実際の費用は病院や地域によって多少前後しますが、早期に診断すれば長期的な治療費を抑えられることが多いですよ。
治療と費用の目安
HCMの治療は「症状に合わせた薬物療法」「血栓予防」「重症例は手術」の3つに大別されます。代表的な薬と年間費用の目安は以下の通りです。
- ベータブロッカー(心拍数抑制)・・・月額2,000〜4,000円
- カルシウム拮抗薬(心筋の緊張緩和)・・・月額1,500〜3,000円
- 抗血栓薬(血栓予防)・・・月額3,000〜5,000円
- 利尿剤(肺や腹部の水分除去)・・・月額1,000〜2,500円
- 手術(血栓除去や弁修復)・・・300,000〜800,000円(保険適用外が多い)
薬を継続的に投与すれば、症状の進行を遅らせ、うちの子の生活の質を保てる可能性が高まります。費用は毎月の薬代だけでなく、定期的な検査料も加算されますので、年間で約30,000〜80,000円程度は見込んでおくと安心です。
定期検診の重要性
HCMは進行がゆっくりなこともありますが、突然の合併症が起こりやすい病気です。定期的に検診を受けることで、以下のメリットがあります。
- 心筋の厚さ変化を早期に把握できる
- 血栓の有無を定期的にチェックできる
- 薬の効果や副作用を適切に管理できる
- 急変時にすぐに対応できる体制が整う
- 飼い主としての不安を軽減できる
目安としては、診断後は「3か月に1回」の再検査、症状が安定すれば「6か月に1回」のフォローアップが推奨されます。検査費用は先ほどの表と同様ですが、1回あたり10,000〜20,000円程度と考えておくと計画的に予算を組めますよ。
よくある質問
Q1. HCMは遺伝だけで起こりますか?
A. 遺伝的要因が強いですが、環境や加齢による心筋の変性も関与しています。家系にHCMがある場合は、遺伝子検査や早期スクリーニングを受けると安心です。
Q2. 症状が出てからでも治療は遅くないですか?
A. 症状が出た時点でも、薬や血栓予防で進行を抑えることは可能です。ただし、早期に診断すればするほど、重篤な合併症のリスクを低減できるので、少しでも違和感を感じたらすぐに受診してください。
大切な家族であるうちの子の心臓を守るために、日々のサインに目を向け、定期的な検診と適切な治療を続けていきましょう。一緒に守っていきましょう。
3匹の猫(キジトラ・ミケ・サバトラ)を17年間飼育。ペット保険を2社で実際に加入・比較した経験から、愛猫の医療費と保険の選び方を発信。動物病院の選び方・費用相場に精通。

